はじめに
引っ越しは、人生における大きなイベントの一つです。 しかし、その準備は想像以上に大変で、何から手をつければいいのか分からないという方も多いのではないでしょうか。
そこで、この記事では、引っ越しをスムーズに進めるための「やることリスト」を、準備段階から当日、そして後片付けまで、時系列に沿って詳しく解説します。
この記事を読めば、引っ越しの計画が立てやすくなり、安心して当日を迎えることができるでしょう。
ぜひ、チェックリストとして活用していただき、あなたの引っ越しの成功をお手伝いさせてください。
引っ越し準備編(1ヶ月前〜2週間前)
この時期は、引っ越しに向けて様々な準備を始める時期です。 特に、引っ越し業者選びや新居の決定など、重要な手続きが集中する期間でもあります。 以下に、この時期にやるべきことをまとめました。
引っ越し業者選び
【複数の業者に見積もりを依頼する】
複数の業者に見積もりを依頼することで、料金やサービス内容を比較検討できます。
インターネットの一括見積もりサイトなどを活用すると便利です。
※物価や燃料費の高騰でホームページに記載されている金額よりも実際の費用は、割高になっている可能性があります。
【口コミや評判を参考にする】
実際に引っ越しを経験した人の口コミや評判を参考に、信頼できる業者を選びましょう。
SNSや引っ越し業者比較サイトなどをチェックするのがおすすめです。
【繁忙期は早めに手配する】
3月〜4月、9月〜10月などの繁忙期は、予約が取りにくく、断られてしまうことがあります。
引っ越し日が決まったら、早めに業者に連絡し、予約を済ませましょう。
※2024年問題で人材・ドライバー不足が考えられるため、複数の引っ越し業者に問い合わせしてみることも大切です
新居の決定
【希望条件を整理する】
間取り、家賃、立地条件など、新居に求める条件を具体的に整理しましょう。
家族構成やライフスタイルに合わせて、必要な条件を洗い出すことが大切です。
希望条件として日当たり、間取り、駅近、治安、騒音などランキング上位に入ってきますが、意外と見落としがちなのが、水回り(特に水圧)は確認重要項目だと思います
【不動産業者に相談する】
希望条件に合った物件を紹介してもらうために、不動産業者に相談しましょう。
複数の不動産業者に問い合わせ、比較検討することをおすすめします。
【内見に行く】
気になる物件が見つかったら、必ず内見に行きましょう。
間取りや日当たり、周辺環境などを実際に確認することが大切です。
※時間に余裕があるなら、今後その地で生活することを考えて1日滞在して時間の経過を確認してから検討してみるのも1つの方法です
ただし、申し込み順で契約が決まってしまうので注意が必要です!
旧居の解約手続き
【賃貸契約書を確認する】
賃貸契約書に、解約予告期間や解約条件などが記載されています。
必ず契約書を確認し、解約手続きに必要な情報を把握しましょう。
わからなければ早めに契約した不動産屋さんに相談しましょう!
【管理会社や大家さんに連絡する】
解約予告期間を確認したら、管理会社や大家さんに連絡し、解約手続きを行いましょう。
電話だけでなく、書面でも解約通知を送るのがおすすめです。
仲介不動産屋さんに直接行ってしまうのも1つの方法です
ライフラインの手続き
【電気、ガス、水道の停止手続き】
現在契約している電気、ガス、水道会社に連絡し、停止手続きを行いましょう。
インターネットで手続きできる場合もあります。
【新居での利用開始手続き】
新居で使用する電気、ガス、水道会社に連絡し、利用開始手続きを行いましょう。
こちらもインターネットで手続きできる場合があります。
【インターネット回線の移設手続き】
現在契約しているインターネット回線業者に連絡し、移設手続きを行いましょう。
新居で利用できる回線種類や工事日程などを確認しましょう。
住所変更手続き
【転居届の提出】
役所に転居届を提出しましょう。
転居届は、引っ越し後14日以内に提出する必要があります。
【その他住所変更】
クレジットカード会社、銀行、保険会社など、必要な機関に住所変更を連絡しましょう。
郵便局の転送サービスも利用すると便利です。
荷造り
【不用品の処分】
引っ越しを機に、不用品を処分しましょう。
リサイクルショップに売ったり、フリマアプリで出品したりするのもおすすめです。
【必要なものだけを梱包する】
引っ越し費用を抑えるためにも、必要なものだけを梱包しましょう。
新居で使うものをリストアップし、優先順位をつけて梱包すると良いでしょう。
【使用頻度の低いものから始める】
使用頻度の低いものから梱包を始めると、効率的に作業を進められます。
季節外の衣類や書籍などから取り掛かるのがおすすめです。
【壊れやすいものは丁寧に梱包する】
壊れやすいものは、緩衝材(プチプチなど)で丁寧に梱包しましょう。
新聞紙やタオルなどを緩衝材として使うこともできます。
【箱には中身を明記する】
箱には中身を明記し、新居での荷解きを楽にしましょう。
マジックペンで箱に直接書き込んだり、ラベルを貼ったりするのがおすすめです。
この時期は、やることが多くて大変ですが、一つずつ丁寧にこなしていくことが大切です。 計画的に準備を進め、スムーズな引っ越しを目指しましょう。
引っ越し直前準備編(1週間前〜前日)
引っ越しまであとわずかとなり、いよいよ準備も大詰めを迎える時期です。 この時期は、冷蔵庫や洗濯機の水抜き、貴重品の管理など、当日スムーズに引っ越しを行うための最終確認と準備が中心となります。
冷蔵庫の霜取り
【前日までに電源を抜く】
冷蔵庫の霜取りは、前日までに電源を抜いて行いましょう。
時間がない場合は、当日に行うことも可能ですが、時間がかかるため、できるだけ前日までに済ませておくことをおすすめします。
【水抜きを行う】
霜取り後、冷蔵庫に残った水をしっかりと抜き取りましょう。
冷蔵庫の水抜きが不十分だと、運搬中に水が漏れてしまう可能性があります。
洗濯機の水抜き
【水抜きを行う】
洗濯機の水抜きも、前日までに済ませておきましょう。
洗濯機の説明書に従って、水抜きを行いましょう。
【ホースやフィルターを綺麗に洗う】
水抜き後、ホースやフィルターを綺麗に洗いましょう。
汚れが残っていると、新居でカビや臭いの原因になることがあります。
貴重品の管理
【貴重品は自分で管理する】
現金や通帳、印鑑などの貴重品は、引っ越し業者に 任せずに自分で管理しましょう。
当日、紛失しないように注意が必要です。
【まとめて保管する】
貴重品は、まとめて保管しておくと、当日になって探す手間が省けます。
バッグやポーチなどに入れて、常に身につけておくのがおすすめです。
引っ越し当日の準備
【当日のスケジュールを確認する】
引っ越し当日のスケジュールを改めて確認しましょう。
業者との打ち合わせ時間や、新居への到着予定時刻などを把握しておくと、当日スムーズに行動できます。
【業者との打ち合わせ内容を確認する】
業者との打ち合わせ内容(搬入する部屋や場所、荷物の破損時の対応など)を確認しましょう。
不明な点があれば、事前に業者に確認しておくことが大切です。
【必要なものをまとめておく】
当日、すぐに使うもの(着替え、洗面用具、タオルなど)をまとめておきましょう。
また、新居で最初に使うもの(トイレットペーパー、ティッシュ、ゴミ袋など)もまとめておくと便利です。
その他
【近所への挨拶】※必ず必要というわけではありません。状況によります。
引っ越し前に、近所の方に挨拶に行きましょう。
特に、騒音などで迷惑をかける可能性がある場合は、事前に伝えておくことが大切です。
【ごみの処分】
引っ越し前に、ごみを処分しておきましょう。
粗大ごみや不用品は、事前に回収業者に依頼しておくとスムーズです。
【新居の掃除】
新居に到着したら、軽く掃除をしておくと、すぐに荷解きに取り掛かれます。
特に、水回りや玄関などを綺麗にしておくと、気持ちよく新生活をスタートできます。
この時期は、準備の最終段階であり、当日をスムーズに迎えるために重要な作業が たくさんあります。 焦らず一つずつ丁寧にこなし、万全の状態で引っ越し当日を迎えましょう。
引っ越し当日編
いよいよ引っ越し当日です。 これまでの準備が実を結ぶ日でもあります。 落ち着いて、以下の点に注意しながら、スムーズな引っ越しを進めましょう。
業者への指示
【搬入する部屋や場所を伝える】
引っ越し業者に、どの部屋にどの荷物を搬入するかを具体的に伝えましょう。
事前に間取り図を用意しておくと、業者に説明しやすくなります。
特に、壊れやすいものや貴重品は、搬入場所を明確に伝えてください。
【荷物の破損がないか確認する】
荷物の搬入が完了したら、中身を確認し、破損がないか確認しましょう。
もし破損が見つかった場合は、その場で業者に伝え、対応を相談してください。
後日、改めて確認するのも良いでしょう。
貴重品の管理
【貴重品は常に身につけておく】
現金や通帳、印鑑などの貴重品は、常に身につけておきましょう。
業者にすべて任せずに、自分で管理することが大切です。
紛失や盗難に注意し、厳重に管理してください。
新居での確認
【荷物の搬入が完了したら、中身を確認する】
すべての荷物の搬入が完了したら、中身を確認しましょう。
特に、壊れやすいものや貴重品は、早めに確認することをおすすめします。
もし、荷物が紛失していたり、破損していたりした場合は、業者に連絡し、対応を相談してください。
【新居の設備に不具合がないか確認する】
荷物の搬入が完了したら、新居の設備に不具合がないか確認しましょう。
電気、ガス、水道が正常に使えるか、トイレや浴室に問題はないかなどを確認してください。
もし、不具合が見つかった場合は、管理会社や大家さんに連絡し、修理を依頼しましょう。
その他
【引っ越し料金の支払い】
引っ越し料金は、当日に支払うのが一般的ですが、最近では支払い方法も複数になってきています。
事前に業者に支払い方法を確認しておきましょう。
現金で支払う場合は、事前に用意しておくとスムーズです。
【業者へのチップ】
チップは必須ではありませんが、もし、業者の作業に満足したら、感謝の気持ちとして渡しても良いでしょう。(最近では会社規定により、受け取り辞退のケースも多くなっています)
相場は、作業員の人数や作業時間によって異なります。
引っ越し当日は、慌ただしくなりますが、落ち着いて一つずつ確認していくことが大切です。 この記事を参考に、スムーズな引っ越しを実現してください。
4. 引っ越し後編
引っ越し作業が一段落したら、いよいよ新生活のスタートです。 しかし、引っ越し後もやるべきことはたくさんあります。 荷解きや住所変更手続き、ライフラインの手続きなど、新生活をスムーズに始めるために、以下の点に注意しましょう。
荷解き
【生活に必要なものから優先的に】
まずは、生活に必要なもの(衣類、洗面用具、寝具など)から荷解きを行いましょう。
すぐに使うものを優先的に取り出すことで、生活の基盤を整えることができます。
【徐々に整理整頓を進める】
一度にすべての荷物を解くのではなく、少しずつ整理整頓を進めていきましょう。
収納場所を決め、使いやすいように配置していくと、快適な生活を送ることができます。
住所変更手続き
【転入届の提出】
新居の市区町村役所に転入届を提出しましょう。
転入届は、引っ越し後14日以内に提出する必要があります。
本人確認書類や印鑑など、必要なものを事前に確認しておきましょう.
【その他住所変更】
運転免許証、パスポート、クレジットカード、銀行口座、保険証など、住所変更が必要なものを手続きしましょう。
各機関によって手続き方法が異なるため、事前に確認が必要です.
ライフラインの手続き
【電気、ガス、水道の使用開始】
新居で電気、ガス、水道の使用を開始しましょう。
事前に契約している場合は、利用開始日を連絡するだけで済みます。
契約していない場合は、新たに契約手続きを行う必要があります.
【インターネット回線の設定】
インターネット回線の設定を行いましょう。
プロバイダに連絡し、開通工事や設定を行う必要があります。
Wi-Fiルーターの設定も忘れずに行いましょう.
近所への挨拶
【引っ越しの挨拶】※必ず必要というわけではありません。状況によります。
引っ越しのご挨拶に、近所の方に挨拶に行きましょう。
※プライバシーにかかわる事なので、女性の一人暮らしなどの場合、注意が必要です
手土産を持参すると、より丁寧な印象を与えます.
特に、マンションやアパートの場合は、上下左右の部屋に挨拶に行くのがおすすめです。
その時に、騒音などで迷惑をかけた場合は、お詫びの気持ちを伝えることが大切です。
その他
【不用品の処分】
引っ越しで出た不用品を処分しましょう。
粗大ごみやリサイクル品は、自治体のルールに従って処分する必要があります.
事前にごみの分別方法や、回収日を確認しておくと便利です!
【新居の掃除】
荷解きが一段落したら、新居の掃除を行いましょう。
特に、水回りや玄関を綺麗にすると、気持ちよく新生活をスタートできます.
【家具の配置】
家具の配置を決めましょう。
間取りや動線を考慮し、使いやすいように配置することが大切です.
引っ越し後も、様々な手続きや作業が必要ですが、一つずつ丁寧に行っていくことで、スムーズな新生活をスタートできます。 この記事を参考に、落ち着いて準備を進めてください。
まとめ
引っ越しは大変な作業ですが、事前準備をしっかり行えば、スムーズに進めることができます。 この記事を参考に、計画的に準備を進めて、快適な新生活をスタートさせてください。
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